【時論】科学技術に国境はない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.02 11:23
1970年代半ば、莫大なオイルマネーによる中東建設ブームがあった。韓国からの建設労働者は外貨獲得の尖兵であり、経済成長の元肥の役割をした。KBS(韓国放送公社)「歌謡舞台」の司会キム・ドンゴン氏は今も放送の最初に「遠くにいる海外の同胞、そして海外勤労者の皆さん、1週間お元気でしたか」というあいさつを変わりなくする。
化石燃料時代が暮れると予想され、最近、中東国家は経済体質を変えるための努力を加速している。中東の盟主サウジアラビアは「ポストオイル時代」を準備するために「サウジビジョン2030」を発表し、産業構造の多角化に拍車を加えている。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領のサウジ国賓訪問を通じて水素経済、スマートシティ、未来型交通手段など未来志向的な産業分野で協力を拡大することにした事実は、韓国経済の新たな突破口として大きな意味がありそうだ。