【社説】159人が犠牲になった梨泰院惨事、その1年後には何が変わったのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.30 11:16
祭りに出た市民159人があっけなく犠牲になった梨泰院(イテウォン)惨事が昨日、1周忌を迎えた。梨泰院事故現場とソウル広場で開かれた追悼行事には多くの市民が訪れ、遺族と悲しみを分かち合った。当時、信じられない惨劇が目の前で繰り広げられる光景を見ながら、皆が大きな衝撃に陥った。総体的な無能さを露わにした事故が二度と起きてはならないと誓ってからもう1年が過ぎた。大きな悲しみに直面すれば、争う中でも自制して遺族を慰めるのが優先だが、韓国政界は今回も極端な対立を解決できず追悼行事を中途半端なものにした。
ソウル広場の追悼式に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は出席しなかった。国民の力ではイン・ヨハン革新委員長やユ・ウィドン政策委議長、イ・マンヒ事務総長などが参加したが、「個人資格」に過ぎないとし党とは距離を置いた。共に民主党が主導する事実上の政治集会と定義したためだ。民主党では「朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領追慕式には諸手を挙げて駆けつけたが、梨泰院追悼行事にはなぜ行かないのか」という非難を浴びせた。尹大統領の謝罪と梨泰院惨事特別法処理を促す一方、中央党レベルで追慕大会参加要請の公文書を市・道党に発送した。犠牲者の追慕より世論に向けた攻勢の場として行事を活用しようとする狙いが垣間見える。与野党が本当に犠牲者と遺族の苦痛に共感するなら、このような政争は止めるべきだった。