パレスチナのイスラム組織ハマスの最高指揮官の１人アイマン・ノファル氏がイスラエル軍の空襲により死亡したとＡＰ通信などが１７日に報道した。

ハマスの軍事組織アルカッサム旅団はこの日声明で「『アブ・アフメド』という名前で知らされたノファル氏がきょうガザ地区中心部のアルブレイジキャンプを狙ったイスラエル軍の空襲により死亡した」と明らかにした。

ノファル氏はアルカッサム旅団の中部司令官でありハマス軍事委員会の一員だとＡＦＰ通信は伝えた。メディアはただ、イスラエル軍はノファル氏の死亡を公式に確認していないと伝えた。

イスラエル日刊紙ハアレツはこの日イスラエル軍のガザ地区空襲によりハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏の家族３人が死亡したと報道した。

一方、この日レバノン南部のアルマアシャアブではイスラエル軍の空襲により４人が死亡したとアルジャジーラ放送が報道した。死亡者の身元は確認されていない。

レバノン南部のイスラエル国境隣接地域では７日の戦争勃発後、ハマスと連帯する親イラン武装勢力のヒズボラとイスラエル軍の散発的交戦が続いている。

この日もヒズボラはイスラエル軍の戦車を狙ったミサイル攻撃を敢行したと明らかにし、イスラエル軍はレバノンから浸透を試みた武装隊員４人を射殺したと伝えた。

１３日にはアルマアシャアブ近くで取材していた記者らがイスラエル軍の攻撃を受け、ロイター通信の記者１人が死亡し６人が負傷したと放送は伝えた。