全財産80億ドルを社会に還元…米大富豪が最後まで持っていたのは「15ドルの腕時計」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.16 08:01
全財産80億ドル(約10兆8000億ウォン)を社会に還元した米大富豪チャールズ・フランシス・チャック・フィーニー氏が亡くなって数日が経っても追悼が続いている。ニューヨーク・タイムズ(NYT)、BBCなど外信は連日、彼の業績と慈善精神をたたいえる追悼記事を報じている。
「チャック・フィーニー」という愛称で呼ばれたフィーニー氏は9日(現地時間)、92歳で亡くなったとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが伝えた。世界的な免税店会社DFSの共同創業者で、米国で指折り数えられる大富豪だったフィーニー氏は老後生活のために200万ドルと子ども5人に残した一部の遺産を除いて全て寄付した。フィーニー氏は亡くなるまでの数年間、サンフランシスコの2部屋だけの小さなアパートを借りて妻と一緒に老年を送ってきたという。