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<杭州アジア競技大会>台湾に2回は負けなかった…韓国野球アジア大会4連続金メダル

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.08 10:19
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野球韓国代表チームが台湾との雪辱戦でアジア大会4連覇に成功した。

韓国は7日、中国浙江省紹興で行われた杭州アジア大会野球決勝戦に2-0で勝利して金メダルを獲得し、2010年広州大会、2014年仁川(インチョン)大会、2018年ジャカルタ・パレンバン大会に続く4大会連続の優勝を決めた。韓国は2日にグループリーグの試合で0-4の敗北を喫した台湾と決勝で再対戦し完ぺきな雪辱に成功した。

 
韓国と台湾はグループリーグでの対戦時に先発登板したムン・ドンジュと林昱珉を決勝戦の先発投手に再び起用した。当時ムン・ドンジュは4イニング2失点で敗戦投手になり、林昱珉は6イニング無失点で韓国打線を防いだ。

韓国は2度やられなかった。「もうわれわれも打撃感が上がってきた。前回と同じではない」と話す選手らの覚悟そのままだった。1回表から1死後チェ・ジフンが四球、ユン・ドンヒが右安打で出塁し1・2塁で機会をつかんだ。4番打者ノ・シファンが併殺打で退き得点はできなかったが、打者の自信を見せるには十分だった。

台湾は1回裏に先頭打者鄭宗哲の中越え2塁打で火ぶたを切った。しかし韓国の先発ムン・ドンジュは犠打でつながった1死3塁の危機をうまく防いだ。遊撃手ゴロでひとまず3塁走者を足止めし台湾4番打者林安可を三振に仕留めてこの回を終わらせた。

危機の次には機会がくる。韓国は2回表で先頭打者ムン・ボギョンの右翼線上2塁打で応酬した。次の打者カン・ベクホ打席で林昱珉の初球暴投が出て無死3塁となり、1死後キム・ジュウォンが左翼側に大きな犠打を飛ばして先制点を上げた。2死後にはキム・ヒョンジュンの安打とキム・ソンユンの2塁打による2・3塁の場面で林昱珉の暴投で1点をさらに追加した。

5回まで無失点で力投したムン・ドンジュは6回1死後、鄭宗哲に右フェンス上段を直撃する2塁打を浴びた。台湾ベンチが「本塁打ではないか」と抗議したほど大きい打球だった。

胸をなで下ろしたムン・ドンジュはすぐ戦列を再整備した。台湾2~3番打者林子偉と林立を順に3球三振で押さえた。ムン・ドンジュが投げた6球で台湾の看板打者2人が6回空振りした。連続三振を決めたムン・ドンジュは拳を握りしめ胸を叩いて叫んだ。6イニング3被安打無四死球7奪三振無失点。次世代国家代表エースの誕生だった。5日ぶりの対戦となる林昱珉(5イニング2被安打2四球2失点)とのリターンマッチでもムン・ドンジュが完勝した。

台湾はボストン・レッドソックスのマイナーチームに所属する劉致栄を2番目の投手に送り出した。劉致栄はグループリーグでの対決で最終イニングを任された投手だ。150キロ台の剛速球を投げる。当時唯一猛打を見せたユン・ドンヒも「最後の投手はボールがとても速く攻略するのが容易ではなかった」と話したりもした。

実際に劉致栄は一瀉千里でアウトカウントをつかんでいった。6回表に登板するとノ・シファンに四球、カン・ベクホに安打をひとつずつ許したのがすべて。8回にユン・ドンヒとノ・シファンを連続空振り三振で打ち取るなど7~9回を連続三者凡退で終えた。4イニング1被安打6奪三振無失点。林昱珉よりもさらに圧倒的な相手だった。

しかし韓国マウンドも崩れなかった。プロ2年目のチェ・ジミンとパク・ヨンヒョンが1イニングずつ無失点リレーを繰り広げ、2点のリードを最後までしっかり守った。9回でマウンドに上がった抑え投手のコ・ウソクが1死から林立と林安可に連続安打を打たれ1・2塁に出塁されたが、吳念庭を2塁手併殺打で捕らえ決勝戦に終止符を打った。

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