【時視各角】井の中の韓国野球、井の中の韓国野党
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.29 13:36
29歳のMVPが投げたスライダーが外側のストライクゾーンに突き刺さった。マイク・トラウトのバットは空を切った。2023年ワールドベースボールクラシック(WBC)の支配者は日本代表チーム「侍ジャパン」だった。9回裏に奇跡のような逆転ドラマを描いたメキシコとの準決勝に続いて、世界最強の米国までも決勝で撃沈した。野球漫画から飛び出してきたような大谷翔平が優勝を決めた時に吠えた場面が正直うらやましかった。すべての新聞が一斉に号外を出すなど日本列島が沸いた。
WBCに向けた日本国民の熱狂ぶりは2月中旬の福岡出張当時から感じられた。開幕まで20日も残っていたが、地上波テレビのトップニュースは「侍ジャパン」のキャンプ地の宮崎発だった。「英雄」大谷が米国から帰国する前だったが、他の選手たちの練習を見ようと多くの野球ファンが長い列を作っていた。投手陣のリーダーのダルビッシュ有をはじめ、練習場を出入りするスター選手の一挙手一投足を追うために全国から集まったファンは1万8000人を超えた。キャンプ地付近のホテルが満室になるなど周辺地域の経済に特需が生じた。