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「温かい炭酸水」になった海…サンゴ礁に及ぼした衝撃的結果(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.04 14:13
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「すでに骨が溶け始めました。さらに白く変わったのが見えるでしょう」。

頭に付けたヘッドライトで研究用水槽の中のサンゴを照らしたクリスティナ・ベック博士はこう話した。主に北大西洋の冷たい海水に生息する「ロフィーリアペルトゥサ(Lopheliapertusa)」という冷水性サンゴだった。

 
サンゴを超精密電子秤に載せたベック博士は「実験を始めて4カ月半が経過したが、すでにサンゴの重さが減っている」とし「サンゴの骨格のあちこちに穴が開いたからだ」と説明した。

このサンゴが入っている水槽には「pH7.7」と書かれたステッカーが貼られていた。酸性度を表す水素イオン濃度指数(pH)が約7.7ということだ。ベック博士はこの水槽を指さしながら私たちが向き合う「未来の海」と語った。

◆サンゴ礁の「骨粗しょう症」に崩れる海洋生態系

スコットランドのエディンバラから車に乗って1時間の距離にある小さな漁村セントアブス。ここは英国の代表的な清浄海水域で、北海の海水で各種研究を行う「セントアブス海洋研究所(St Abbs Marine Station)がある。7月20日に記者が訪問したこの研究所ではエディンバラ大のセバスチャン・ヘニゲ博士とベック博士が世界の海中の死んだサンゴに表れる特異な現象を研究していた。人のように骨に穴が開く、いわゆる「サンゴ礁骨粗しょう症」現象だ。

博士らがサンゴ礁の骨粗しょう症現象を研究するのは、海洋酸性化が生態系に及ぼす影響を確認するためだ。海洋酸性化とは、大気中に増えた二酸化炭素が海水に溶け込んで酸度が強化する現象をいう。

海は大気中の二酸化炭素の約30%を吸収する炭素貯蔵庫の役割をしてきた。ところが吸収される二酸化炭素の量があまりにも多くなり、海が酸性化し始めたのだ。吸収された二酸化炭素が水と触れて炭酸を発生させている。全世界の海水の平均pHは産業革命以前まで8.2だったが、現在は約8.08だ。依然として海は酸性の基準(pH7以下)より高い弱塩基性を帯びているが、問題は酸性化の速度だ。

サンゴをはじめ海プランクトン、カキ、貝、カニなどは骨格や殻が炭酸カルシウムからなる。しかし海水のpHが低くなるほど炭酸カルシウムの形成に必要な炭酸イオンが減る。pH数値が0.1だけ落ちても海中の炭酸イオンの濃度は約20%減少するが、これは炭酸カルシウムの骨格を持つ海の生物の生存がそれだけ難しくなることを意味する。

◆「双子の害悪」 地球温暖化と海洋酸性化

特に海洋酸性化と温暖化の結合はサンゴ生態系に致命的だ。いくつかのサンゴ礁が集まって海中の森を形成するサンゴ群落は多様な海生物の生息場所の役割をする。生きたサンゴだけでなく骨格だけが残った死んだサンゴも海洋生態系を支える重要な資源の一つだ。炭酸カルシウムからなる骨格が群落の一部となり、新しいサンゴが育つ基盤になるからだ。

しかし海水の温度が上昇して正常なサンゴが破壊され、海洋酸性化でまた骨粗しょう症にかかるという悪循環が起きている。海洋酸性化が地球温暖化と共に「双子の害悪(evil twin)」と呼ばれる理由だ。ヘニゲ博士は「海洋酸性化で死んだサンゴの骨格が崩れ落ちてサンゴ群落の規模がしだいに減り、海の森の構造が単純になっている」とし「サンゴが作り出した海の多くの生物の生息地であり産卵する場所が消えている」と説明した。

「温かい炭酸水」になった海…サンゴ礁に及ぼした衝撃的結果(2)

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    2023.10.04 14:13
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    7月20日、セントアブス海洋研究所でクリスティナ・ベック博士が海洋酸性化実験中のサンゴの状態を調べている。 セントアブス=イ・ガラム記者
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