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緊張高まる南シナ海…フィリピン、中国が設置した「海上障害物」を撤去

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2023.09.27 09:39 Googleで中央日報を読み逃さない
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フィリピンが領有権をめぐり紛争中の南シナ海近隣で中国が設置した海上障害物を除去した。中国は障害物の設置が自国海域に無断で侵入しているフィリピン漁船などを防ぐ「必要な措置」と反発しており、南シナ海の領有権をめぐる緊張感が高まっている。

ロイター通信とBBCなどが25日に伝えたところによると、フィリピン沿岸警備隊はこの日、マルコス・ジュニア大統領の指示で特別作戦を行い、中国が南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)近くに設置した浮遊障害物を撤去したと明らかにした。

 


これに先立ちフィリピン沿岸警備隊は22日に海洋パトロール中にこの一帯で中国が設置した長さ300メートルほどの浮遊式障害物を発見した。フィリピン沿岸警備隊は「こうした障害物の設置は明白な国際法違反であるだけでなく、フィリピン漁民の漁業・生計活動を妨害している」と声明を出した。また、中国海洋警察では3隻が綱に複数の浮遊物が取り付けられた障害物を設置する場面を写した写真と映像を公開した。

海上障害物の設置をめぐり中国外交部は「(フィリピン漁船の不法侵入のために行われた)必要な措置」と反論している。中国外交部の汪文斌報道官はこの日の定例会見で「黄岩島は中国固有の領土で、中国は黄岩島とその付近の海域に対し明白な主権と管轄権を持っている」と主張した。

南シナ海の領有権をめぐる中国とフィリピンの対立は最近になり高まっている。先月には中国海洋警察がフィリピン沿岸警備隊に放水するなど衝突を起こしている。

南シナ海は石油と天然ガスが多量に埋蔵されている。また、漁場が豊富で世界の漁船の半分以上がこの地域で操業している。このため沿岸諸国の領有権対立が続いている。

特に中国は領有権を主張しながら人工島を建設し軍事訓練をしている。中国が領海と主張する区域は南シナ海の80%に達する。

米国は南シナ海をめぐる領土紛争でどちらの側にも立たないと明らかにしたが、いわゆる「航行の自由」を掲げて南シナ海に自国の軍艦を送り中国の主張を無力化する作戦を行っている。

フィリピンと浮遊障害物をめぐり対立しているスカボロー礁は中国が2012年に占領しフィリピン漁師の操業を遮断している。フィリピンは1997年の国連海洋法協約によりスカボロー礁が自国の排他的経済水域(EEZ)内にあると対抗している。ここはフィリピンから220キロメートル、中国からは900キロメートル離れている。

親中派であるドゥテルテ前大統領の在任時には中国とフィリピンの関係が改善され周辺で特別な武力接触なく操業が可能だった。しかし昨年マルコス・ジュニア大統領が就任してから南シナ海をめぐる両国の緊張は高まっている。フィリピン政府と米国の軍事的密着に対して中国は不満を示し、物理的に警戒体制を整えている。

米国とフィリピンは2月に米軍が使用できるフィリピン国内の軍事基地をこれまでの5カ所から4カ所を追加することで合意した。最近両国は南シナ海で合同軍事演習を進めるなど安保協力を強化しているが、今月初めに日本とオーストラリアがフィリピンと米国の合同海上パトロールに参加すると意思を明らかにした。中国はこうした密着が域内の緊張を高めさせる行為だとして反発している。

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