【コラム】出生率2.95人の日本の村は何が違うのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.18 16:09
岡山県奈義町には「なぎチャイルドホーム」という空間がある。一種の「シェア保育園」概念を持つ施設だ。各種おもちゃと娯楽施設がある空間に子どもを連れてくると他の家の親や子どもたちと一緒に遊ぶことができて、常駐する保育士や地域住民は子どもの面倒を一緒に見てくれる。15日、ここには生後18カ月の娘と一緒に来園した父親のハタ・ショウタロウさん(26)の姿があった。
ハタさんは3カ月前に奈義町に引っ越してきてから子女計画が変わった。ハタさんは「子どもをもっとたくさん生むべきだという考えはそれほどなかったが、この町に来てみて子女が3~4人いる家庭が多かった」とし「それを見て1人は少ないなという気がした。妻とも話してもう一人作る計画を立てている」と話した。日本は昨年出生数が歴代初めて80万人の以下に落ちて合計特殊出生率は1.26人を記録した。韓国の昨年出生率(0.78人)よりは高いというが、日本は韓国よりも先に出産支援対策を打ち出した「少子化の先輩」だ。日本の出生率はすでに1970年代に1人台に落ち、子どもを少なく産む風土は日本社会にすっかり根付いた。