日本、中国の「水産物禁輸」でWTOに反論書類提出…水産業界に1007億円支援
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.05 15:50
中国が世界貿易機関(WTO)に日本産水産物輸入停止措置を通知したことを受け、日本政府が5日、反論書類をWTOに提出したと、外務省が明らかにした。中国の輸入停止に対応するために国際機関を通して本格的な反撃に入ったのだ。水産物輸出減少で打撃を受ける自国の漁業関係者には計1007億円の予算を投じて支援することにした。
時事通信などによると、日本政府は5日、WTOに対して中国の日本産水産物禁輸措置を「遺憾」として反論書類を送った。これに先立ち中国政府は先月31日、WTOの衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)に基づき、自国が緊急措置として日本産水産物に対して全面輸入停止措置を取ったと通知した。SPS協定は「汚染物質などで生じる危険から生命や健康を保護する」という点を認め、「科学的証拠が十分でない場合には暫定的措置を取ることができる」と規定している。