【時視各角】国会議員ですか、活動家ですか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.03 14:59
#1.「拭き掃除をしているのか」。4年前のことだ。当時、自由韓国党の韓善教(ハン・ソンギョ)事務総長が党会議室のドアを開いて出てきながら廊下に座っていた記者らに投じた言葉だ。ドアが開かれるたびに政治家の声を近くで聞くためにお尻を動かしながら移動するのを「尻拭き掃除」に例えたのだ。現場の後輩記者らは「椅子も十分になく、取材源の言葉をノートブックに入力してすぐに速報に送るにはそうするしかない」という。
今でもこの慣行は進行形だ。しかし「うるさい先輩」を覚悟して言うが、このようにしてはいけない。いくら足が痛くて苦しくてもだ。記者と取材源の対等な関係が崩れる。ただ座って入力するのは速記士であって記者ではない。いかなる取材源であれ、常に同じ目の高さで接するのが記者の義務であり宿命だ。「そんな形式的なことにこだわる必要があるのか」と反問するだろうが、行動は習慣になり、習慣は個人の価値になる。