【福島汚染水は安全か】韓国専門家が分析…放流水1リットル飲んだ場合の被爆量はバナナ8本食べるのと同じ
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.14 10:27
日本政府は福島原発の放射性汚染水を浄化し、今年下半期から30年間にわたり海に放出すると発表した。セシウムなど62種の放射性物質を「多核種除去設備(ALPS)」で除去した処理水は安全だというのが日本政府と東京電力の立場だ。国際原子力機関(IAEA)と米国はこうした計画を承認した。しかし韓国・中国・台湾など周辺国は強く懸念している。ALPSではトリチウム(三重水素)を処理できず、浄化した汚染水を長期間にわたり海に放出する場合、生態系にいかなる影響を及ぼすか分からないという理由からだ。韓日両国は今月初めの首脳会談での合意に基づき、23、24日ごろ20人ほどの専門家で構成された現場視察団を福島に派遣する。これを控え、中央SUNDAYは処理水の安全性をめぐる論争について専門家の意見を聞いた。
事故後に発電所冷却と地下水流入で発生する汚染水を多核種除去設備(ALPS)というろ過装置でろ過すれば処理水になるが、ろ過された処理水のうち放流基準をクリアした部分が放流対象だ。現在トリチウム(三重水素)と炭素を除いてはろ過できる。したがって放流時の危険性は放流対象処理水の放射性物質の総量と濃度によって決定される。