【コラム】梨泰院惨事以降、何も変わっていない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.02 13:20
159人の青年の命を奪った日から9カ月と1週間が経過した。追悼者が行き来していたそこは人が通らない路地になった。路地に入口がある店舗も空いている。店舗の向かい側、ハミルトンホテルの壁前の臨時追悼空間に市民が残したポストイット数千枚が貼られているだけだ。路地を「10・29梨泰院惨事記憶と安全の道」という名の永久追悼空間にしようという議論も進んでいない。このまま忘れられていくのがよいのだろうか。
惨事以降、市民とメディア、専門家は、開放された場所での群集事故の危険性について多くの問題提起をした。特に収容限度を超えた群集事故への対策と、ハロウィーン行事のように主催者がいない大規模な自発的行事に対する責任の主体の明確化も促した。群衆の密集は1月に公開された国立科学捜査研究院(国科捜)の鑑定結果でも表れた惨事の直接原因だった。狭い路地に最大収容密度(1平方メートルあたり5人)の2、3倍にのぼる約1800人が集中し、密着して押される現象が生じたということだ。国科捜は被害者が受けた衝撃について、体重70キロの男性3-8人(224-560キロ)が上から押す力だと推定した。大勢の人が集まるところなら行事の性格、場所に関係なく、いつ、どこでも発生し得るということだ。