柱154本すべて鉄筋不足のマンションも…尹大統領「全数調査」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.01 08:53
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は先月31日、韓国土地住宅公社(LH)発注マンションの鉄筋不足問題と関連し「マンション地下駐車場の不良工事に対して全数調査し、すぐに安全措置に万全を期すように」と国土交通部の元喜竜(ウォン・ヒリョン)長官に指示した。尹大統領はこの日大統領室で首席秘書官会議を主宰してこのように指示したと李度運(イ・ドウン)報道官が伝えた。続けて李報道官は「尹大統領はこれまで国民の安全が何より重要で、特に経済よりも安全を優先に考慮すべきと強調してきた」と説明した。
この日、尹大統領の指示は主務官庁長官である元長官に全数調査など徹底した後続対策をまとめるようにとの要請だった。国土交通部は仁川(インチョン)・黔丹(コムダン)のマンションのように地下駐車場にフラットスラブ構造を用いたLH発注マンション91団地を全数調査した結果、15団地であるべきはずの鉄筋が使われていなかったという内容の調査結果を前日発表した。
大統領室関係者は「国土交通部はフラットスラブ構造が普遍化した2017年以降から調査するということだがその範囲が広がることはあるのか」という質問に、「2017年以降に設計・施工されたマンションに少し問題がありその部分をチェックするもの。調査範囲も国民が少しでも懸念するならばすべて含むだろう」と付け加えた。