【社説】社会的弊害になった保護者の「パワハラ」…教師保護策が切実だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.25 11:18
「教材を持ってこなかった生徒に持って来いと言った。無視したので再び指示したが、クラスの子供たちが『元々あんな子』としてこれまでやられた校内暴力の話を吐き出した。教務室に行くと、1時間後に児童虐待で告訴されていた。当時、生徒の両親から『今謝れば大目に見てあげる』という脅迫のような発言まで聞いた」「ある保護者が(遠隔授業の前に)毎日モーニングコールをしてくれたらどうかと言われ、それを断ると『本当に先生なのか』と教育庁に電話した」「給食に酢豚のメニューがソースが覆われた状態で提供されたが、うちの子はソースは別々に食べるタイプだから変えてほしいという求められた」
教師たちの訴えだ。最近、ソウルで開かれた教師集会と一部地域の教師たちが作ったSNS掲示板にこのような経験談が殺到した。ある掲示板には1600件を超える書き込みが投稿された。「私もやられた」という一種の「#MeToo(ミートゥー)」だ。保護者の過度な権利意識、歪曲された子供への愛情がもたらした教師いじめが教育現場に蔓延していることを示している。ソウル瑞二小学校教師の極端な選択を契機に、これまで積もってきた教師たちの悔しい心情と怒りが爆発する様相だ。