韓国教育長官「過度な学生人権強調が教室現場の崩壊を招いた」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.07.22 09:55
ソウルのソイ小学校の教師が死亡する前に保護者から圧力を受けていたという疑惑に対し、教育当局が調査に着手することにした。教育部は教育監らと協議し、学生人権条例を再整備するなど教権保護案を用意すると明らかにした。与党は児童虐待罪免責条項などを盛り込んだ法改正を進める。
ソウル牛眠洞(ウミョンドン)の韓国教員団体総連合会で21日に開かれた懇談会に出席した李周浩(イ・ジュホ)副首相兼教育部長官は「持続的な努力にもかかわらず昨年3000件を超える教育活動侵害行為が学校で審議・処理されたが、侵害の類型が多様化し、その程度も深刻化している」とし「特に生徒の人権が過度に強調、優先視され、教室現場が崩壊している」と述べた。学生人権条例の差別禁止条項のため正当な称賛と激励が他の学生に対する差別と認識され、私生活の自由が過度に主張されるため、積極的な生活指導が難しくなり教師への暴行が発生するということだ。