韓国最大野党代表、「北送金の対価性」を把握していたか…「第三者賄賂罪」の最後のパズル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.20 13:24
キム・ソンテ元サンバンウルグループ会長の対北朝鮮送金疑惑を捜査中の検察が、捜査着手から約1年2カ月が経過した中、最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に大きく迫った。キム元会長の対北朝鮮送金事実を当時の李在明京畿道(キョンギド)知事に口頭報告したという李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事の陳述を最近確保したからだ。検察は李元副知事の最近の陳述が李代表の第三者賄賂提供容疑の最後のパズルになる可能性があるとみている。
検察は「公務員が職務に関連して不正な請託を受け、本人でない第三者に賄賂を提供」すれば成立するという第三者賄賂提供罪の構成要件の大部分の証拠をすでに確保した状態だ。キム元会長とサンバンウルの関係者はすでに800万ドル(約11億円)の資金準備過程と送金経路などに関連し、検察に具体的な資料提供と供述をして捜査に協力してきた。キム元会長は会社の資金635億ウォン(70億円)を横領して北朝鮮に800万ドルを送金し、外国為替取引管理法違反などの容疑で起訴された。