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44度の蒸し風呂にエアコンもつけず…4時間乗客閉じ込めた旅客機=米国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.20 08:29
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44度を超える猛暑の中で米国のある空港の滑走路で旅客機の離陸が4時間ほど遅れ乗客がエアコンの切れた機内で待たされるアクシデントが起きた。

米NBCとフォックスニュースなどが19日に伝えたところによると、ラスベガスのハリー・リード国際空港で17日、デルタ航空のアトランタ行き旅客機の離陸が3~4時間ほど遅れ、機内にいた乗客の一部が熱中症により意識を失い病院に運ばれた。

 
フォックスニュースの現場プロデューサー、クリスタ・ガービン氏は自身がこの旅客機に乗っていたとし当時の状況を「おかしくなりそうな経験だった」と話した。

ガービン氏は事故当日ツイッターに「最初は乗務員が乗っておらず搭乗が遅れ、ようやく搭乗したら華氏111度(摂氏44度)の天候で気温が上がった機内で3時間にわたり座っていた。人々が気を失いいま私たちは空港ゲートに戻る途中」と書いた。

ガービン氏は当時機内でエアコンが作動しておらず、乗客のうち少なくとも5人が倒れ担架や車いすに乗せられたていくのを見たと伝えた。

航空会社側は乗客に途中で降機する選択権を与えたが、降りた場合にはアトランタ行きの他の航空便に乗るのに数日かかるかもしれないと公示し多くの乗客が機内に残って待ったとガービン氏は話した。

結局機内に残っていた乗客は4時間ほどを待たされることになり、乗務員まで倒れるなど状況がさらに深刻化すると航空会社側は航空便の欠航を決めた。

米気象庁によると、当日の空港の気温は午後1時ごろから3時30分の間に華氏111度から115度(摂氏46度)を行き来した。

この旅客機の離陸が長時間遅れた理由はわかっていない。

デルタ航空は声明で「17日にラスベガスからアトランタに向かう555便で乗客が体験したことと航空便が結局欠航になったことに対し謝罪する。デルタ航空チームは機内が不快な温度になった状況を調査している」と明らかにした。

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