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日本「台風」、韓国「台風ではない」…食い違う予報

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.01 13:31
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台風6号が朝鮮半島で接近する中、韓国と日本の気象庁が異なる予報をした。韓国気象庁は1日、「台風6号が午前9時に(済州)西帰浦(ソギポ)南東側約70キロ付近の海上で熱帯低気圧に弱まった」と明らかにした。熱帯低気圧になった台風6号はその後、南海岸を通過して午後3時ごろ木浦(モクポ)南西側約20キロ付近の海上まで接近するとみられる。

これに先立ち西海(ソヘ、黄海)を北上中だった台風5号もこの日午前3時に木浦西側約310キロ付近の海上で熱帯低気圧に勢力が弱まった。

 
一方、日本気象庁は台風6号が台風の勢力を維持したまま朝鮮半島に上陸すると伝えた。日本気象庁によると、台風6号は全羅道(チョンラド)地域に上陸するこの日午後6時まで中心付近の風速が秒速18メートルを記録するなど台風の勢力を維持するという。

◆台風の基準は同じだが、観測・分析異なる

台風は中心付近の最大風速を基準に区分する。韓国・日本気象庁ともに最大風速が17メートル/秒以上なら台風と呼び、これより弱ければ熱帯低気圧に分類する。

日本気象庁は先月31日、沖縄付近の海上で台風6号が発生したと発表した。当時、韓国気象庁は台風6号が台風の勢力に達しないと見なしたが、国際的に台風命名権を持つ日本気象庁の発表に従って台風予報をした。

気象庁のイ・グァンヨン予報分析官は「台風6号は現在も台風レベルに達しない熱帯低気圧と判断されるが、北西太平洋の台風命名権を持つ日本気象庁が台風と宣言した」と伝えた。その後、韓国気象庁が日本側に問い合わせた結果、衛星観測資料に基づいて台風6号を台風と宣言したという答弁を受けたという。台風の基準は同じだが、観測データに基づいてそれぞれ異なる分析があり得るということだ。

韓国気象庁は台風を宣言する時から日本気象庁と意見が合わなかったが、現在は台風6号が韓国の地上観測領域に入ってきただけに、日本より正確なデータ分析が可能になったと説明した。

気象庁のパク・ジョンミン通報官は「日本気象庁は高さ700ー900キロにある極軌道衛星を通じて風を観測するため正確度が落ちるが、我々は海上ブイや自動気象観測装備など台風6号を地上で直接観測できる装備がある」とし「現在、台風6号は台風の勢力は達していないと分析している」と述べた。

◆2日まで最大100ミリの豪雨…雨がやめば猛暑

台風5号に続いて台風6号の勢力も弱まったが、台風がもたらした水蒸気などの影響で首都圏を含む全国には2日まで豪雨が降ると予想される。1日午後には南海岸と智異山(チリサン)付近、済州(チェジュ)を中心に強い雨が降るところがあるという。

気象庁は「全国の多くの地域に降る雨は2日まで続き、首都圏と江原(カンウォン)嶺西(ヨンソ)、忠清(チュンチョン)北部は3日朝まで続くところがある」と予報した。

2日までの予想降水量は首都圏と江原嶺西(ヨンソ)、忠南、忠北北部、全南東部の南海岸、慶南(キョンナム)西部の南海岸、智異山付近、済州は30-100ミリ、残りの地域は10-60ミリ。

雨が降る地域には突風と共に雷も予想され、ソウルなど首都圏は雨が小康状態に入った後、2日未明に1時間あたり30ミリ以上の非常に強い雨が降るとみられる。

気象庁は「河川敷の散歩道または地下車道などを利用する場合には孤立するおそれがあり、低地帯の浸水と河川の氾濫、急流に特に注意してほしい」と話した。

雨がやんだ後は最高体感温度が33度以上に上がり、非常に暑くなると予想される。夜中には全国的に熱帯夜も続く見通しだ。

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