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金与正の「大韓民国」表現から数日後、金正恩が「南朝鮮」…対内外で区別か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.13 15:06
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18型」を現地指導しながら韓国を「南朝鮮」と表現した。

北朝鮮はその間、韓国を「南朝鮮」と表現してきたが、最近、金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が米軍の偵察活動を非難する談話で「大韓民国」という言葉を使用し、注目を引いた。南側を「同じ民族」または「統一の対象」と見る観点から抜け出し、「別の国家」として見るという立場を公式化したと考えられたからだ。

 
しかし「火星18型」の試験発射を伝えた13日の報道では「南朝鮮」という名称がまた使用された。労働党機関紙の労働新聞は、金委員長が前日に「火星18型」試験発射を現地指導し、「米帝と南朝鮮傀儡逆徒がつまらない反共和国敵対視政策の恥かしい敗北を絶望の中で自認して断念する時まで、より強力な軍事的攻勢を連続的に行っていく」と述べた、と伝えた。

こうした用語の混用をめぐり、北朝鮮が対内用と対外(対南)用を区分しようという意図があるという解釈が出てきた。金副部長の談話は対外用メディアの朝鮮中央通信だけで発表されたが、「火星18型」発射は朝鮮中央通信はもちろん北朝鮮住民が読む労働新聞にも掲載された。

一方、北朝鮮の「大韓民国」表現をめぐり、一部では北朝鮮が現在のふさがった南北関係の中で韓国に「対敵感情」を表出するレベルで取られた一時的な措置という主張もある。この場合、外部に表出する談話では引き続き「大韓民国」という表現を使用する一方、内部的には「南朝鮮」表現を維持する一種の「ツートラック」戦略を駆使する姿が演出される可能性もある。

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    2023.07.13 15:06
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