福島汚染水海底トンネル完工…「放流時期は岸田首相が判断」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.28 09:05
福島第1原発の汚染水放出に向けた設備が26日に完工した。国際原子力機関(IAEA)が作成した最終報告書が来月初めに公開されれば岸田文雄首相が放出時期を決めることになると日本メディアが伝えた。
朝日新聞などによると、東京電力はこの日汚染水を放出するために原発から1キロメートル離れた近海まで設置した海底トンネルを開通した。28日に始まる日本の原子力規制委員会による設備性能検査が終われば放流に向けた施設準備は完了する。
東京電力は福島第1原発から出た汚染水を多核種除去設備(ALPS)に通過させて三重水素を除く放射性物質を除去した後、タンクに保管している。これを海水と混ぜて三重水素濃度を日本政府が定めた基準値の40分の1水準である1リットル当たり1500ベクレル未満に調整した上でトンネルを通じ海に放流するという計画だ。また、定期的に放水口周辺の海水を採取し、三重水素濃度が放水口近くで1リットル当たり700ベクレル、原発から10キロメートルで1リットル当たり30ベクレルを超えた場合には装備異常と判断して放出を止める予定だ。