韓国政府「汚染水検討が最終段階…排出基準超過核種は6つ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.28 09:09
韓国の劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員会委員長が27日、福島汚染水放出関連の日次ブリーフィングで「先月の福島視察以降、原子力安全委員会と原子力安全技術院の技術検討チームは現場点検会議と追加確保資料に基づき日本の計画を科学的・技術的に検討してきたが、今は最終段階」と明らかにした。
続いて前日の韓日間の実務技術会議で、移送・希釈・放出設備から東京電力の最近の試運転に関する部分、日本原子力規制委員会の使用前検査進行現況について確認した、と伝えた。また原子炉5号機の取水口に放射線測定装置を追加で設置したという事実と、主要核種に対する多核種除去設備(ALPS)の吸着剤別交換周期を確認したと明らかにした。
現在、政府が重点的に検討しているのは、事故が発生した原発から出る可能性がある放射性物質のうち、トリチウムを除いて排出基準以内であることを確認すべき対象核種だ。その核種が排出基準以内に浄化されるのか、浄化されたかをどのように確認するかという点にも注目している。