「裏切り者は死ね」元要員の暗殺図る…プーチンの復讐、米国にまで手を伸ばす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.21 10:12
2020年2月、米税関当局はマイアミ国際空港から出国しようとしていたメキシコ人科学者のエクトル・アレハンドロ・カブレラ・フエンテスと妻を緊急逮捕した。根拠は妻の携帯電話から見つかった車のナンバープレートの写真だった。車の持ち主が米国に秘密裏に亡命した元ロシア高位情報要員アレクサンドル・ポテーエフ氏だったためだ。
ポテーエフ氏は2010年、米国内に秘密スパイ網を作ろうとするロシア対外情報局(SVR)の計画を米中央情報局(CIA)に知らせた。これにより移民者を装って米東部の都市などに浸透した11人のロシア要員が米連邦捜査局(FBI)に逮捕された。