주요 기사 바로가기

【時論】韓日中首脳会議、早期に開催を

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.20 16:11
0
「韓日中三国協力事務局」(TCS)は先月30日、ソウル清渓(チョンゲ)広場で「韓日中協力の日(TCS Day)」行事を開催した。TCSは恒久的平和、共同繁栄、文化的共通性維持のために2011年にソウルに設立された政府間の国際機構だ。

その日、清渓川を訪れた多くの市民と観光客が見守る中で開催された行事の圧巻は断然、韓日中の協力を象徴するトキの命名だった。トキは韓日中の市民投票を経て韓国語で「ヨンウ(連友)」という名前が付いた。韓日中3カ国間の「友情をつなぐ」という意味だ。1925年に誕生した童謡のタイトルがトキであるほど、トキは韓国の各地で見ることができる鳥だった。戦争と産業化による生態系破壊のためトキの数は急減した。トキは1979年を最後に韓国で姿を消した。日本の状況も韓国と大きく変わらなかった。トキは1993年を最後に日本からも消えた。

 
幸い、野生のトキ数羽が中国陝西省の漢中に生き残っていた。慶尚南道昌寧(チャンニョン)牛浦沼の周辺に生息するトキは2008年と2013年に中国が寄贈したトキの子孫だ。日本も新潟県佐渡島で1999年に中国が寄贈したトキの人工繁殖に成功した。

程度の差はあるが、韓国・日本・中国ともにエネルギーを含む原料を輸入・加工した後にこれを海外に輸出して暮らしている国だ。3カ国ともに深刻な少子高齢化を迎えている。韓日中ともに米中戦略的競争、ウクライナ戦争、気候変動などによる複合危機の中で生きる道を探らなければいけないニューノーマルにぶつかっている。3カ国ともに漆黒の海の上で揺れる船のような状況だ。

3カ国の外交羅針盤の役割をしていた韓日中首脳会議が2019年の中国成都会議以降、開催されていない。新型コロナ事態とともに米中戦略的競争による国際情勢の悪化が3カ国首脳会議の開催を遮断してきた。

3カ国首脳会議はなぜ再開されなければいけないのか。1つ目、3カ国首脳会議は新型コロナなどによる人的交流縮小がもたらした副作用を克服するのにプラスになる。国際ビジネスと直結した人的交流制約要因を解消し、相手国に対して悪化した国民感情を緩和するのに大きく役立つ。

2つ目、3カ国首脳会議はデカップリング(サプライチェーン分離)とデリスキング(リスク緩和)に言及されている状況で、バリューチェーンとサプライチェーンを維持して3カ国経済が活力を取り戻すのに寄与する。3カ国の経済ともに、新型コロナ、米中戦略競争、少子高齢化による労働力減少と購買力減少などで活力が大きく落ちた状態だ。韓国は経済成長率が下落し、15カ月連続で貿易赤字を出している。

3つ目、3カ国首脳会議は地域の安全保障と環境および気候変動などの問題を議論する良い機会になる。北朝鮮の核・ミサイルなど韓半島(朝鮮半島)安保やエネルギー需給など3カ国の指導者が知恵を合わせるべきイシューが多い。

4つ目、韓日中首脳会議を通じた3カ国の協力強化は、東アジア-西太平洋地域で平和と安定を促進する役割をする。

トキの事例でも分かるように、大韓海峡(対馬海峡)と西海(ソヘ)を挟んで向き合う一衣帯水の国の韓日中は共に危機を克服し、お互い刺激剤となり、平和を維持し、発展していかなければならない。3カ国にちらつく排他的民族主義という幽霊を心から追い出す必要がある。3カ国の未来のためにも3カ国の国民が開かれた心で相手国を深く理解しすることが求められる。

いま韓国は「0.78」との数字が表す超少子化と脱グローバル化の深化という国家存亡の岐路に置かれている。この2つの危機は韓国という建物をある瞬間に崩壊させる時限爆弾と変わらない。

まず隣国の日本および中国との関係改善と強化が必要だ。3カ国が直面した根本的な安保および経済問題解決のためにも3カ国首脳会議を早期に開催しなければいけない。次の3カ国首脳会議の主催国は韓国だ。3カ国首脳が額を合わせて真摯に議論してこそ、これまで積もった問題を解決して共に前に進むことができる。

ベク・ボムフム/韓日中3カ国協力事務局(TCS)事務次長

◇外部執筆者のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP