【韓半島平和ウォッチ】3年間中断した韓日中首脳会議の開催を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.03 10:50
ソウル光化門(クァンファムン)交差点のセムンアン教会の向かい側にエスタワービルがある。ソウルで地震に最も強いビルといわれるが、その20階に韓日中協力事務局(TCS)がある。韓日中3カ国政府が設立した常設国際機構だ。事務総長は3カ国の大使級外交官が2年ずつ交代で引き受け、他国は事務次長を派遣する。現事務総長は中国の欧渤チェン大使だ。筆者が初代事務総長だった当時に中国側事務次長だった毛寧氏は最近、中国外務省の報道官に任命された。日本側事務次長だった松川るい氏は帰国後、政治家(参議院再選、政務官)に変身した。
3カ国関係が順調でないため事務局の活動は目立たないが、事務局がする重要な仕事の一つは、3カ国政府間の重要会議の要約記録を作成することだ。事務室の内部は世界的なコンサルティング会社やローファームのような印象を与える。20階でエレベーターを降りると、韓日中3カ国の大きな国旗が並んでいる。ここを訪問した英週刊誌エコノミストのアジア局長は奇妙だと話したことがある。太極旗・五星紅旗・日章旗の並列が違和感ある組み合わせに見えるということだった。