【コラム】「つぶされたいのか」企業を脅す韓国政治…GDP、台湾を下回る(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.07 16:26
韓国の政治にはおかしな現象が一つある。企業に対する政治の態度だ。財界人の間では「私たちは罪人なのか」という言葉が交わされる。あたかも金を儲けることが罪であり、利益を残すのは厚かましいことのように感じられるほどだ。それでも選挙になると投票を呼びかけながら出す公約をみると、企業が役割を担うものがかなり多い。こうした二律背反的なことが韓国政治でずっと続いてきた。
政治家が企業をどう考えているかは、最近のプラットホーム企業に対する態度を見れば分かる。カカオの場合、政界では「前政権の恩恵を受けた企業」という言葉が公然と飛び交い、現政権の「憎い企業」と見なされている。しかし文在寅(ムン・ジェイン)政権当時にも与党(共に民主党)はカカオを「地域商圏を侵害した企業」「全方向に手を広げる企業」と激しく攻撃した。