「AIを核のように規制しよう」というチャットGPTの父…韓国のAI締め上げてくる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.07 11:00
核心戦線は「安全」と「性能」だ。2015年に非営利組織として出発したオープンAIはグーグルが2017年に公開したAIモデル「トランスフォーマー」を基盤としてGPTを開発したが、最近になり安全が重要だとして立場を変えた。オープンAI共同創業者のイリヤ・サツキバー氏は最近の外信とのインタビューで、「AIモデルでだれかに大きな害を及ぼすかもしれない。オープンソースは賢明な方法ではない」と主張した。「ディープラーニングの父」と呼ばれるジェフリー・ヒントン教授も公開講演で「核兵器技術をオープンソースにすればどうなるか」と話すなど、AI技術公開の危険性を強調する。
だがオープンソース陣営は「もっと公開する方がもっと安全で、もっと発展する」と主張する。ヤン・ルカン教授は「インターネットの方式のようにAIもすべての国がすべてを開放して利用できるようにすることが代案」と話した。AIに対する懸念が過度であるという見方もある。ニューラル機械翻訳分野の碩学であるニューヨーク大学のチョ・ギョンヒョン教授は最近の外信インタビューで「英雄科学者崇拝主義と人工知能悲観論が結びついた議論に同意しない」と話した。