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【噴水台】危機の韓国映画

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.06 09:10
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1988年9月26日ソウル明洞(ミョンドン)のコリア劇場に蛇が現れた。米国映画配給会社UIPの初の韓国直接配給(直配)映画『危険な情事』公開に抗議した映画関係者が行ったことだった。翌年8月には直配映画を上映したソウル市内の映画館5カ所に放火あるいは催涙ガス噴霧テロが起きた。直配反対闘争委員長が暴漢の襲撃を受けたこともある。当時「直配」を巡る葛藤はそれだけ激しかった。

軍部政権の検閲と統制を経て韓国映画の競争力は落ちに落ちた状態だった。直配映画は導入10年ぶりの1997年に73本の公開で1000万人観客規模に成長した。反面、韓国映画は制作編集が縮小した。その代わり韓国銀幕界に大企業資本が参入して1本あたりの観覧客数が伸びるなど質的な競争力を確保し始めた。

 
1993年に公開された林権沢(イム・グォンテク)監督の『風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)』が史上初めて100万観客を突破し、2004年『シルミド』が1000万観客のスタートを切った。韓国映画危機論は1997年通貨危機、2007~2008年世界金融危機など峠を迎えるたびに登場した。しかし韓国映画はその度に危機を克服して競争力を確保してきた。

今回は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)やNetflix(ネットフリックス)をはじめとするグローバルOTTの躍進で再び韓国映画危機論が大きくなっている。映画振興委員会によると今年韓国映画劇場占有率は31.4%にとどまっている。2004年集計を始めて以来、新型コロナの直撃弾を受けた2021年30.1%を除くと最も低い数値だ。

今年1ー3月期の公開映画のうち観客が100万人を超えたのは『交渉』と『ドリーム』だけだった。今年ヒットしたのは『すずめの戸締まり』(551万人)、『THE FIRST SLAM DUNK』(467万人)など日本映画など海外映画だった。チケット価格は上昇したが観たいと思う映画がないという観客の不満も高かった。

先月31日に公開された『犯罪都市3』が公開初日に最多観客動員記録を立てて、6日で500万人を集めてスパートをかけている。『犯罪都市3』の損益分岐点は180万観客だ。韓国映画が損益分岐点を越えたのは昨年11月に公開された『フクロウ』以降初めてだ。4日基準で計2566個のスクリーンを確保して座席占有率76%を占めて「公正信号灯」には赤信号が点った。それでも俳優マ・ドンソクの「ワンパンチ」アクションが危機の韓国映画に反転の契機になることを思わず応援してしまうのはこのためだ。

イ・ギョンヒ/イノベーションラボ長

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