【コラム】「サイダー」のような外交、「麦茶」のような外交=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.15 11:55
外交・安保分野で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は昨年5月の就任以来1年間、大きな意思決定を下した。時には「サイダー」のように痛快だったが、時には論争を触発してはらはらした。甲論乙駁する余地はあるが、国際政治の地政学に大地震のような構造変動が発生している中で、そのような変化を認識して反映し、国家安保と国民安全を考慮したやむを得ない判断だと考える。
国際政治の力学構造は、第2次大戦後約40年の冷戦体制、1980年代以降の冷戦時代、そして今の新冷戦体制が進行中だ。米国と中国は「ゼロサム」方式で争っている。ロシアが挑発したウクライナ戦争は米国と欧州連合(EU)などを含む自由陣営とロシア・中国など権威主義独裁陣営の尖鋭な対決様相だ。北朝鮮政権は安保理常任理事国(P5)の分裂という死角地帯を利用し、核ミサイルを高度化して対韓国・対日本・対米国脅迫を躊躇しない。