WHO、新型コロナ緊急事態宣言を3年4カ月ぶり解除
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.05.06 12:22
世界保健機関(WHO)が新型コロナの緊急事態宣言を終了した。
WHOのテドロス事務局長は5日、スイス・ジュネーブで緊急委員会の会議を終えた後、「新型コロナが『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』(PHEIC)でないことを宣言する」と発表した。2020年1月から3年4カ月間にわたり維持してきた緊急事態を解除したのだ。今後も後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)のように新型コロナをパンデミック疾病として管理するが、緊密な国際協調が必要な状況として扱わないということだ。すでに世界の多くの国が防疫政策を緩和していることも今回の決定の背景となった。米国は11日に新型コロナ緊急事態を終了する予定だ。