米国が北朝鮮に対する抑止力強化に向け戦略原子力潜水艦（ＳＳＢＮ）寄港に加え戦略爆撃機も韓国に定期的に展開し着陸させる計画を検討していることが確認された。

米太平洋空軍のケネス・ウィルズバック司令官が日本経済新聞とのインタビューで、北朝鮮の弾道ミサイル発射などに対する米軍の対抗措置として米国の爆撃機が定期的に韓半島（朝鮮半島）とその周辺で活動し恐らく韓半島に着陸するだろうと話した。ウィルズバック司令官が言及した爆撃機はＢ５２とＢ２が代表的に，この戦略爆撃機には核兵器の搭載が可能だ。

ウィルズバック司令官は北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射に対し、５年前より失敗の回数が大幅に減ったとし、発射能力が完成されたものではないが明確に向上したと評価した。また、ウィルズバック司令官は韓米空軍演習を充実しており日本を含む韓米日３カ国空軍演習にも意欲を見せたと日経は伝えた。

今回の米軍の戦略爆撃機の韓半島展開と着陸計画は戦略原子力潜水艦の韓国寄港とともに北朝鮮の核脅威から韓国を保護するための拡大抑止強化措置のひとつと解説される。

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領とバイデン米大統領が２６日の韓米首脳会談後に発表した「ワシントン宣言」には、「今後予定された米国戦略原子力潜水艦の韓国寄港」という文言が含まれ、戦略原子力潜水艦が近い将来韓国を訪問すると予想される。