【中央時評】国賓訪米と韓国外交の行方(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.13 10:10
大統領の国賓訪米が2週後に迫った。米国は大統領の任期中に1、2回の国賓訪問を受ける。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がマクロン大統領に続いて招待されただけに、対米儀典外交の成果といえる。今年は同盟70周年であり、尹錫悦政権が同盟強化に積極的であるため、両国が最高格式の首脳会談をし、連携の土台を固めることで一致したとみられる。したがって今回の会談は政府の外交方向を規定する重要な転機となる公算が大きい。会談に大きな関心が向かう理由だ。
まず双方の立場から見ると、バイデン政権の主な関心事は国際規範に挑戦する中国・ロシア・北朝鮮への対処だ。特に米中対立、米露対立の中でロシアがウクライナを侵攻し、その後、中露が密着して陣営対立が深まると、米国は西側陣営の結束に注力してきた。こうした脈絡から米国は、主要同盟であり産業国である韓国の積極的な役割を期待してきた。ちょうど尹錫悦政権が初期から米国との連携と自由守護のための国際連帯を強調すると、米国は歓迎してさまざまな注文を出した。米国の立場でこれまでの連携を評価すると、北朝鮮問題には満足だが、中露問題では期待以下と判断するだろう。韓国が中露の反発と世論を意識しながら、価値外交のレトリックを行動で後押しすることをためらったからだ。特に中国を狙った安保協力や人権分野でそうだった。ウクライナ支援分野でも似ていた。したがって米国は今回、中露と関連した韓国の「前向き」な旋回を引き出そうとするはずだ。