【私は告発する】ワシントンのインナーサークルに韓国はない…見直すべき対米外交(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.16 11:39
米国は韓国現代史の舞台で主演の役割をしてきた。建国と発展を遂げた過去70余年の歴史の最初の主役が韓国国民の努力と献身なら、2番目の主役は米国の支援だった。現代史の解釈をめぐり進歩と保守の間に大きな差があるが、韓米関係の重要性は超党派的な国民の支持を得る。保守だけでなく進歩の大多数も米国と対等に問題を解決しようという立場であり、韓米相互防衛条約の破棄は主張しない。
両国関係は過去70年間の対北朝鮮軍事同盟を越えて、グローバル包括的戦略同盟に格上げされた。大韓民国が外交・安保・軍事はもちろん経済・文化・科学の側面でも、米国に極めて重要な同盟国になったという点で評価される。とはいえ、最近の米国のインフレ抑制法(IRA)などをめぐる論争を眺めていると残念でならない。米国に対する韓国側の戦略が20世紀にとどまっているような印象を与えるからだ。米国防総省傘下の研究機関(FMSO)で研究員として勤務した経験などから、いくつかの対米公共外交戦略を提案したい。