【社説】いつのまにか幼い生徒をも脅かすようになった麻薬=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.07 11:52
ソウル大峙洞(テチドン)の塾街が麻薬飲料事件で大騒ぎになっている。一昨日、警察は生徒たちに無作為に麻薬が混ざった飲料を飲ませた人々の一部を逮捕した。彼らは「集中力向上に良い」と麻薬飲料を試飲させた。親たちには「子供の麻薬服用を通報する」として金品を要求した。現在まで6件の被害事実を受け付けたが、被害者はさらに多いものとみられる。
数年前から江南(カンナム)一帯では「集中力を高める薬」として注意欠如・多動症(ADHD)の治療薬であるメチルフェニデートが流行した。犯人たちは麻薬飲料に「メガADHD」というラベルを付けて生徒たちを誘惑した。入試と成績に切実な生徒たちの心を狙った悪質犯罪だ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領も昨日「麻薬が高校生に染み込んだ衝撃的なこと」とし「麻薬組織を根絶せよ」と明らかにした。