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高校生に麻薬飲料を渡した女性「試飲バイトかと思って…成分は知らなかった」=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.06 11:36
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ソウル江南区大峙洞(カンナムグ・テチドン)の塾街で、生徒たちに麻薬成分が入った飲料を飲ませた40代の女性容疑者が5日、警察に逮捕された。この女性は警察の調査で「麻薬成分が入っている飲料だとは知らなかった」とし「求人広告を見て志願した。知らない人から指示を受けたのでアルバイトかと思った」と供述した。今回の事件を捜査中のソウル江南警察署は、容疑者が2人ずつ2組で動いた事実を確認した。また、彼らの背後に主犯がいると見て捜査に拍車をかけている。

これに先立って4日午前、江南署などには「3日午後6時ごろ、大峙洞の塾街で高校生たちを相手に『記憶力上昇、集中力の強化に良い飲料の試飲イベント中』と騙して麻薬成分が入った液体を飲ませた」という通報が2件受け付けられた。警察は塾街一帯の防犯カメラを確認し、容疑者の身元を把握する一方、4チームを動員して動線を追跡した。

 
警察によると、容疑者は40代男性と20代女性で構成された組と40代女性2人で構成された組の計2つだ。警察は同日午前1時30分ごろ、ソウル里門洞(イムンドン)の自宅にいた女性容疑者A氏(49)を逮捕した。この日の午前10時ごろには事件の報道を聞いた男性容疑者1人が警察に自ら出頭した。警察は残りの容疑者2人の行方を追っている。

警察は飲料を飲んだ被害生徒に対して麻薬類簡易試薬検査を行い、ヒロポン・エクスタシーの陽性反応を確認した。飲料水ボトルには製品名のように見える「メガADHD」という文字と有名製薬会社の名前が書かれていた。容疑者たちは被害生徒たちが飲料を飲むと「購入意向を調査するのに必要だ」として両親の電話番号を受け取った。被害生徒の両親は「私たちに協力しなければ子供が麻薬を服用したことを通報する」という脅迫の連絡を受けたことが分かった。事件のニュースが伝えられた後に受け付けられた被害事例は計6件であり、これに対して警察が捜査中だ。被害事例はさらに増える可能性もある。

今回の事件が起きた大峙洞塾街で会った生徒たちは「近くで『集中力に良い薬』として試飲イベントを行う場合が多かった」と伝えた。ある生徒は「普段から薬局で集中力が良くなるという薬を買って飲む場合がたまにある」とし、「昨日も学校の前で集中力が良くなる薬だと配り、インスタグラムでもこのような薬の広告を見たことがある」と話した。

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    高校生に麻薬飲料を渡した女性「試飲バイトかと思って…成分は知らなかった」=韓国

    2023.04.06 11:36
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    3日、ソウル江南(カンナム)区庁駅近くで麻薬が入った飲料を生徒たちに渡した20代女性1人と40代男性1人。[写真 ソウル江南警察署]
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