2860億ドルがMMFに…米国「脱銀行」始まった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.28 09:13
銀行が安い費用で預金を誘致し、これを再び投資して金を稼いだ時代が終わろうとしている。シリコンバレー銀行(SVB)破綻で銀行の信頼に疑問が起こり、さらに収益が高いさらに安全な投資先へ資金が抜け出ているからだ。こうした「脱銀行」の動きは一部中小銀行の費用負担として戻りまた別の金融不安を引き起こしかねないとの指摘が出る。
フィナンシャル・タイムズは25日、今月米マネーマーケットファンド(MMF)に入った資金が23日までで2860億ドル(約37兆3805億円)に達すると明らかにした。月間基準では2020年4月以降で最大の金額だ。2020年4月は新型コロナウイルスの流行で金融不安が高まった時期だ。