「中露密着に対抗しよう」…西側陣営の「安保協力」加速化(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.27 11:28
日本もこのような西側の世界的な集団安保体制の強化の動きに積極的に参加している。岸田首相もウクライナ訪問に先立ち、19~21日にニューデリーでインドのナレンドラ・モディ首相と会談した。今年、主要7カ国(G7)議長国である日本と主要20カ国(G20)議長国であるインドの首脳が会ったうえに、インドがクアッド加盟国でありウクライナ戦争に中立を守ってきた「グローバルサウス」勢力の代表国家ということから今回の会合に国際社会の関心が集まっている。
岸田首相は18日、東京でドイツのオラフ・ショルツ首相と会談し、両国首相・閣僚級初の経済・安全保障会議を開いた。この席では相互サプライチェーンと安保協力網の拡充はもちろん、中国から撤退するドイツ企業の研究・生産施設の日本移転問題も協議された。日本は今年に入って英国と安保条約を結び、フランス・イタリアともパートナーシップを強化するなど、欧州の主要国との協力強化を通じてグローバル安保体制の中心部に急速に接近している。アジア太平洋地域でもオーストラリアと安保条約を結んだことに続き、フィリピンとも関連議論に入った。伝統の日本・台湾パートナーシップも強化し、インド・太平洋地域における安全保障の主要行為者として浮上している。