【韓半島平和ウォッチ】混沌の国際秩序、北朝鮮の対南・対米「核恐喝」誘惑も増大(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.24 11:03
◇中国は党統制と安保に重点
第三に、中国の戦略的ジレンマが深まった。戦略的提携関係であるロシアを助けたいが、対米関係の管理負担、欧州の反発、国際社会のロシア非難世論などを考慮する場合、支援の水位調節が難しい。ロシアの苦戦は中国の台湾統一のための戦略計算にも影響を及ぼしている。習近平第3期の中国は米国の封鎖・包囲・圧迫を非難しながら対米戦略競争に焦点を置いた「統制と安保」に傍点を置いている。国内統制のために党の介入を増やし、西側の強力な制裁に備えるために内需拡大、技術革新、エネルギー・食糧安保を強調している。