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韓国航空宇宙産業、マレーシアに「FA-50」18機輸出へ…9億2000万ドル規模の契約

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.25 09:40
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韓国航空宇宙産業(KAI)が超音速軽攻撃機「FA-50」18機をマレーシアに輸出する。昨年ポーランドに48機を輸出してから5カ月ぶりだ。

KAIは24日、マレーシア国防省と9億2000万ドル(約1兆2000億ウォン、約1255億円)規模のFA-50輸出契約を締結したと明らかにした。署名式には韓国側から姜求永(カン・グヨン)KAI社長と鄭相和(チョン・サンファ)空軍参謀総長が、マレーシア側からムエス国防次官らが出席した。

 
マレーシアに輸出するFA-50は空中給油機能と武装拡張性能を改良したバージョンで、2026年に最初の物量が納品される予定。マレーシアは同一機種で18機を追加で導入する2次事業まで計画していて、物量は最大36機まで増える見込みだ。

KAIによると、今回のマレーシア軽攻撃機の入札にはインドのテジャス、パキスタンのF-17、ロシアのMIG-35、トルコのヒュルジェットなど計6機種が参加し、FA-50とテジャスが終盤まで競合した。

KAIが東南アジアの国と輸出契約を締結したのはインドネシア、フィリピン、タイに続いて今回が4件目となる。契約規模は東南アジアの国の中で最大。マレーシアへの2次輸出まで実現する場合、KAIが全世界に輸出する国産航空機は240機に増える。

特に今回の輸出の成果は、防衛産業を国家戦略産業に成長させるという政府の基調の下、官・民・軍が「ワンチーム」として後押しした結果という評価だ。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は昨年11月の韓国-ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会談でマレーシア政府に関心と支援を要請し、空軍は昨年10月のマレーシア調査団の訪韓当時、飛行訓練と整備体系運用現況を共有して評価飛行を支援した。

特殊飛行チームのブラックイーグルスは2017年、マレーシア国際海洋・航空展示会「LIMA」で高難度エアショーを披露し、防衛事業庁は国内外防衛産業展示会で国産航空機の優秀性を伝えた。

マレーシアのムエス国防次官は「FA-50は多目的性能を備えた優秀な航空機」とし「現場調査で韓国の生産施設と空軍の運用現況に大きな感銘を受けた」と述べた。

姜求永KAI社長は「今回の輸出は両国政府間の協力強化による結果」とし「FA-50の納品と運用支援はもちろん、長期的な防衛産業協力パートナーとして役割を果たしたい」と話した。

KAIは今回の契約をきっかけに中東、アフリカ、オーストラリア、米国にまで韓国産航空機の輸出を拡大する戦略だ。

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    2023.02.25 09:40
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    韓国航空宇宙産業(KAI)の姜求永(カン・グヨン)社長(右)とマレーシアのムエス国防次官(左) [写真 KAI]
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