「キム部長の成果は最悪、解雇を」 人事もAIが采配する時代が到来か=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.22 14:29
今や人工知能(AI)の時代。人間のように会話をするChatGPTを筆頭に、教育・法律・医療・行政サービスなどで生成型AI導入がスピーディーに進んでいる中、評価・昇進・解雇など職場内の人事問題までAIが采配する可能性があるとの懸念が出ている。すでに採用および職務マッチングなどで人事データベース(DB)活用が広範囲に行われているが、これを超えて「解雇者リスト」をAIに一任する可能性が出てくるのではないかとの不安感だ。
20日(現地時間)、米国ワシントン・ポスト(WP)は先月グーグル(Google)からリストラされた職員1万2000人のうち数百人がグループチャットルームで「会社の突然の減員」に対する議論を継続し、解雇者リストを経営陣ではなくAIが抽出したという主張が出てきたと伝えた。該当チャットルームでは使用側が「どのような法律も違反しないように繊細に設計されたアルゴリズム」が定めたカットラインにより解雇者を選び出したという意見が支持されている。これに先立ち、グーグルが大量解雇の理由に景気低迷などを取り上げると、労働組合は最近までの実績を鑑みる時、景気低迷は解雇の名分とすることはできないと反論したことがある。