【社説】巨大強硬労組の改革なしに未来はない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.22 13:51
二大労総の逸脱行為が韓国社会を病ませている。国民の住居安定と直結する建設現場が一つの事例だ。国土交通部の調査によると、タワークレーン運転士438人が建設会社から1人あたり平均5600万ウォン(約580万円)の月例費を受けていたことが明らかになった。その大半が全国民主労働組合総連盟(民主労総)と韓国労働組合総連盟(韓国労総)に所属する組合員だ。月例費とは月給とは別の一種の「上納金」だ。上位20%は平均9500万ウォンを受けたが、2億2000万ウォンを受けたケースもあった。摘発された総額は243億ウォンにのぼる。銀行口座で確認された数字がこの程度であるため、実際の上納はさらに広範囲で根深いとみられる。金額も金額だが、労働組合の形態はさらに驚く。月例費を出さなければ怠業し、非労働組合員には仕事を任せないよう会社に圧力を加え、さらには労働組合に加入させなかったという。これによる工事遅延、工事費増加などの被害はそのまま国民が負う。他の勤労者の働く機会を封じながら裏金を受けて民生を厳しくする横暴だ。
二大労総は組織的に政府の会計資料提出要求を拒否した。民主労総所属の労働組合は25%、韓国労総は39%だけが資料をまともに提出した。権性東(クォン・ソンドン)国民の力議員室によると、二大労総は過去5年間、政府・広域地方自治体から1500億ウォン以上の支援を受けた。さらに労働組合の会費に対して相当な規模の税額控除を受けてきた。すべて国民の税金だ。にもかかわらず最小限の会計透明さえも拒否するのは巨額の用途に問題があることを自認するようなものだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は「既得権の強硬労働組合の弊害が終息しなければ大韓民国の青年の未来はない」と述べた。韓国社会の未来のための労働改革は巨大労働組合の違法・脱法解消で第一歩を踏み出さなければならない。