「世界が驚いたK防疫」冊子をまた配布した文政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.24 09:40
韓国政府が昨年末に文在寅(ムン・ジェイン)大統領在任中の6大成果を資料集にしてまとめ、全国に配布していたことが明らかになった。政府は「歴代大統領はこの時期に成果資料集を作った」という立場だが、野党「国民の力」は「大統領選挙を控えて事実上選挙介入に出たもの」と主張している。
昨年12月23日、文化体育観光部はパンフレット『大韓民国 危機を越えて先進国へ』を発行した。大統領直属の政策企画委員会が原稿を作成して各部署が内容を確認するという形だった。このパンフレットには▼新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)世界大流行の克服を牽引(けんいん)したK-防疫▼素早く力強い回復を基にした経済飛躍▼大韓民国大転換:韓国版ニューディールとカーボンニュートラル▼国民全生涯にわたる網の目の細かいセーフティーネット:包容的福祉の全面化▼民主主義の進展:権力機関改革と人権強化▼危機を機会に変える底力で先導国家への飛躍--など6大分野と付録(世界が注目する文在寅政府国際指標)が244ページで構成されている。
パンフレットの内容について野党は「見るに堪えない水準」と酷評した。代表的なものが新型コロナ対応の部分だ。この中には「マスク5部制で需給安定化」「海外流入遮断と3T(Testing-Tracing-Treatment)戦略で先制的防疫措置」「迅速で安全な予防接種」のような内容が含まれている。「透明な情報公開と積極的なコミュニケーションを通した政府革新は政府に対する信頼を越えて社会的信頼につながった」「開放性・透明性・迅速性・革新追求など韓国社会の価値志向点が有機的に結合することによって世界が驚くK-防疫モデルを誕生させることができた」といった評価も含まれている。