ロシア、ウクライナ最大級の製油所を砲撃…「モルドバ国境でもミサイルの残骸を発見」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.17 12:04
16日(現地時間)、ロシアの大々的なミサイル攻撃でウクライナ最大級の石油精製工場が被害を受けたとロイター通信が報じた。ウクライナ軍当局はこれに先立ち、「16日の空襲で少なくとも36発のミサイルがウクライナ全域に落下し、インフラなどに火災が発生した」と明らかにした。当局はこの日夕方、追加ブリーフィングで「東南部の24カ所以上がミサイル攻撃の被害を受けた」と付け加えた。
ミサイル攻撃を受けた場所の中には、ウクライナ中部のポルタバスカ所在のクレメンチュク製油所が含まれていることが分かった。これに先立ち、ロシア軍は昨年4月と6月にもクレメンチュクの施設を狙った空襲を行うなど、製油施設を主なターゲットにしてきた。ウクライナ空軍は「この日16発のロシアミサイルを迎撃した」とし「ロシアの空対地ミサイル『KH31』と対艦巡航ミサイル『オーニクス』などにウクライナの防空網が貫通した」と明らかにした。ロシアの今回の攻撃はウクライナが15日、米国をはじめとする北大西洋条約機構(NATO)加盟国と兵器支援を議論するウクライナ連絡グループ会議を開いた翌日に行われたことだ。
特に、ミサイルの残骸はウクライナの西側に国境を接しているモルドバにも落ちたことが分かった。モルドバ警察は16日、「北部のラルガでロシアのミサイルの残骸が発見された」と発表した。警察は「昨年11月以降、モルドバで関連残骸が発見されたのは少なくとも4回目」と話した。昨年末以降、ウクライナはもとよりモルドバを狙ったロシアの威嚇砲撃が続いていることを示唆した。