梨泰院惨事の追慕空間問題で対立深化…ソウル市の代案要請に遺族側拒否
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.13 08:43
ソウル広場に奇襲的に焼香所を設置した梨泰院(イテウォン)惨事の犠牲者遺族にソウル市が追慕空間を建てる他の場所を提示してほしいと求めた期限が過ぎた。遺族たちは4日、焼香所が設置されたソウル広場以外に代案はないという立場であり、対立が続くものとみられる。
ソウル市は7日、梨泰院惨事犠牲者の遺族に「緑砂平(ノクサピョン)駅の他に追慕空間の代案を12日午後1時までに提示してほしい」と求めた。しかし、ソウル市側が提示した時間まで遺族側の回答はなかった。梨泰院惨事市民対策会議関係者は「ソウル市が追慕空間の代案に関連して遺族や市民対策会議と直接対話しなかった」とし、「ソウル市の一方的な通知にいちいち答える理由はない」と話した。
遺族側は、ソウル市が一方的にソウル地下鉄緑砂平駅地下4階を追慕空間に決め、遺族を追い詰めているという立場だ。協議会は声明文で、「(遺族が)公式に世宗路(セジョンロ)公園に焼香所を設置してほしいと要請したにもかかわらず、(ソウル市は)これを一気に断った」とし、「遺族の意思とは関係なく、砂平駅駅地下4階に焼香所を移すように無言の圧力をかけている」と主張した。