中国で今度は「怒りの傘デモ」…退職高齢者1万人が通りを埋めた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.09 17:12
8日、中国湖北省武漢で1万人余りの退職高齢者が雨が降る中、市政府庁舎の前に集まって医療補助金削減に抗議するデモを行ったとラジオ・フリー・アジア(RFA)が9日、報じた。この日のデモ参加者は、最近医療補助金が約70%削減されて退職者200万人余りが被害を受けたとし、もし政府がこの問題を解決しない場合、15日に大規模な抗議集会を再び開くと警告した。
この日午前8時ごろ、市庁前に集まったデモ隊1万人余りは傘を差したまま電動四輪車で道路を塞ぎ、革命歌『インターナショナル』を歌いながら警察と対峙した。デモ参加者のほとんどは武漢鋼鉄を退職した労働者であり、他の国営企業退職者も参加した。参加者は1998年から毎月260元(現レートで約5000円)程度の医薬品購入補助金を政府から受け取ってきたが、最近発表された「武漢市労働者基本医療保険問診共済保障実施細則」により補助金が82~88元に70%近く削減されたことを受けて集団抗議に出たという。デモ隊は政府の誠意ある返事がない場合、15日は退職軍人まで結集して中山公園で権益守護集会を開催した後、市庁までデモ行進に出ると明らかにした。