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白紙デモに続いて今度は爆竹デモ…中国湖南00世代、取り締まりパトカーを壊して衝突

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.03 15:54
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2日夜から3日未明まで中国河南省鹿邑県で爆竹を禁止する警察と00世代(「00後」、2000年以降生まれ)が衝突して警察車両を壊して転覆させる事件が発生した。

中国ポータルサイト「網易ニュース」は3日未明、中国道教の始祖である老子の故郷としてよく知られた鹿邑県の老君台で爆竹を禁止する警察と群衆の間で衝突が発生し、一部の00世代がパトカーを破壊したと報じた。16~17歳にすぎないと伝えられた彼ら若者は群衆の拍手喝采に酔って現行法を違反したものの、厳しい処罰を受けることになるだろうと同メディアは伝えた。

 
中国のSNSメディア「微博」と短い動画シェアプラットフォーム「TikTok」、海外ツイッターには昨年末から爆竹をめぐって警察と対立する若者の映像が次々と掲載されている。過去3年間続いた新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の封鎖が解除されると、伝染病と厄運を退治するという俗説がある爆竹を鳴らして解放感を満喫しようとする00世代が主軸だ。警察は大気汚染や秩序維持などを理由に爆竹の使用を禁止していて、韓国の正月テボルム(小正月)である元宵節が終わる来月5日まで衝突が続く展望だ。

12月31日大晦日に河南省許昌の街頭に集まった市民が爆竹を鳴らして新年を祝った時も警察が阻止に出た。これにもかかわらず、近くでまた別の爆竹が激しい音を立てて鳴り出すと、群衆が歓呼する映像がSNSを通じて拡散した。爆竹を鳴らす若者を逮捕・連行する警察を群衆が囲んでそれを阻止しようとすると「なぜついて行くのか」と言って阻止する映像も流布している。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)も鄭州・湖北・山西などで禁止された爆竹使用が広がっていると2日、報じた。ネット上では「過去3年間の民衆の心の中には悔しさが蓄積している。爆竹を鳴らして厄払いして、悪い気をなくさなければならない。3年間の悔しさを晴らすのに一役買っている。全国地方政府は爆竹政策を調整するべきだ」と促した。新型コロナ防疫政策だけでなく、爆竹禁止政策も最適化調整が必要だという主張だ。

河南省周口市太康県で、爆竹を使用した容疑で逮捕された住民を警察が群衆の要求で釈放すると、これを祝って爆竹を鳴らす映像も海外ツイッターで話題になっている。山東省のある都市では黒の高級乗用車が爆竹を鳴らしながら走行し、これをパトカーが追いかける映像もツイッターを通じて拡散している。

昨年11月末、中国全土を揺るがした封鎖反対の白紙デモが爆竹デモにつながらないように治安当局は緊張している。中国共産党政治局委員兼政法委員会書記の陳文清氏は先月29日、中央政法委全体会議を招集して「あらゆる方法で人民群衆の権益を保護するように」としつつも、同時に「国家安保と社会安定をしっかりと守らなくてはならない」と指示した。「司法の皇帝」と呼ばれる陳氏は「防疫を理由に潜入破壊し、流言をまき散らして問題を起こし、社会秩序を惑わす行為は断固として法に則って処理せよ」と強硬対応方針を明らかにした。

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