ロシアとウクライナの戦争1年、国際政治激変…「ツァーの没落招いた日露戦争再演されるだろう」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.02.05 12:53
ウクライナの首都キーウは空襲警報が鳴らない時は通常の都市と別段変わらない。違いがあるならば独立広場など主要な公共の場所に武装軍人が数十メートル間隔で配置され警戒中という点だ。街のあちこちにグラフィティー(壁画)も目につく。ウクライナ兵が西側製対戦車ミサイルを発射する壁画の横を市民が無関心に過ぎ去った。近郊都市イルピンを訪問した時も砲撃されたマンションの外壁にバレーをする子どもとウクライナ国旗が描かれていた。戦争の勝利と日常回復をともに望むウクライナ国民の切実な願いが読み取れた。
2日にウクライナ首都キーウ市内で会ったウクライナ国防省顧問のセルヒー・クザン氏も勝利に対する思いにあふれていた。ハルキウ出身の弁護士で軍事分野のシンクタンクである安保協力センター創設者である彼は、2014年のユーロマイダン革命後にウクライナ国家安全保障会議顧問を歴任した軍事専門家だ。南部ヘルソンなど最前方を視察し帰ってきたばかりだと話した。クザン氏は「戦況を打開するには敵(ロシア)の指揮部と補給倉庫を打撃する武器が必要だ。われわれが戦闘機と射程距離100キロメートル以上のミサイルを求めるのは戦争を終わらせるためだ」と力を込めて話した。