「台湾の外交クーデター」…中国の猛烈反発を招いた、チェコ戦争英雄との電話会談
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.02 09:07
チェコの次期大統領であり「戦争英雄」のペトル・パベル氏(62)が先月30日、台湾の蔡英文総統(67)と電話会談を行って協力を約束すると、中国が「故意的にレッドラインを踏んだ」として強く反発した。中国を安保脅威として見ているパベル氏が今年3月に就任すれば反中政策を強化するだろうと観測される中で、今回の電話会談が「台北の『外交クーデター』」(ロイター通信)という評価も出てきた。中国は31日一日で戦闘機34機と軍艦9隻を台湾防空識別圏(ADIZ)に進入させる大規模武力示威で反発した。
パベル氏と蔡総統の電話会談は30日午後、15分間行われた。パベル氏は会談直後、ツイッターに「台湾とチェコは自由・民主主義の価値と人権を共有し、協力を強化することで同意した」とし「蔡総統と対面できることを期待する」というコメントを載せた。蔡総統はパベル氏に「英国ロンドン大学の同窓で生活経験を共有した仲」とし「今後、台湾とチェコの両者関係および地域の議題に対する幅広い交流を望む」と明らかにした。