韓国統一部長官「尹大統領の『韓国中心の統一』、吸収統一を意味するわけではない」と一蹴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.31 08:44
権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官は最近、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が統一部の新年業務報告で「韓国側体制中心の統一」を明らかにしたことに対し、「吸収統一を(意味するわけでは)ない」と一蹴した。また、「今年、北朝鮮の7回目の核実験の可能性は開かれている」とし、「北朝鮮の挑発に対して報復する必要がある」と強調した。
権長官は前日(30日)、KBSラジオ番組『チェ・ギョンヨンの最強時事』とのインタビューで、「体制が異なる二つの社会が統一する際に成功した体制を基準にして統一しなければならないという原則を大統領がおっしゃったもの」とし、「吸収統一」に対する解釈を一蹴した。
尹大統領は27日、統一部の業務報告で「もし北朝鮮が今の韓国側より豊かに暮らすならそちらを中心にし、韓国側がはるかに豊かに暮らすなら韓国側の体制とシステムを中心に統一するのが常識だ」とし、「正当性と名分がどこにあるのか、それでは統一はどのような方式で行われなければならないのか。より良い方向に進むべきではないか」と述べたと、キム・ウネ大統領室広報首席が伝えた。相手国の意思と関係なく他の社会を吸収するという、いわゆる「吸収統一」を意味するのではないかという指摘が出てきた。