米国防長官の訪韓前に…中国軍用機2機、KADIZ進入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.28 11:44
中国軍用機が26日、韓国防空識別圏(KADIZ)に進入したことが明らかになった。オースティン米国防長官の訪韓日程公式発表を翌日に控えた時点であり、注目される。
合同参謀本部によると、中国軍用機2機は26日、離於島(イオド)南西側の中国防空識別圏(CADIZ)とKADIZが重なる重複区域に進入して飛行した後、離脱した。2機のうち1機は午後3時ごろ再びKADIZに進入して30分間ほど飛行した。領空侵犯はなかった。該当空域はKADIZとCADIZが重なるところだ。
韓国軍は正常な戦術措置を取り、F-15K戦闘機などが出動態勢を整えて偶発状況に対応した。合同参謀本部の関係者は「わが軍はKADIZ進入以前からF-15Kなど戦闘機を投入して戦術措置を取った」と明らかにした。防空識別圏は自国の領空に接近する軍用航空機を早期に識別して対応するために設定する任意のラインで、個別国家の領土と領海の上空に構成される領空とは異なる概念。